今月のダイエットの掟 
焼き鳥は​タレじゃなくて塩！​

テイクアウト活用術！

外食を控える日々が続く中、毎日の食事を作り続けるのは、なかなか大変なこと。ダイエット中なら、ましてや気が重く感じることもありそうです。そんなときは、飲食店のテークアウトや市販のおそうざいを上手に活用してみましょう。

私のイチ推しは焼き鳥です。それも、甘いタレではなく、塩味がおすすめ！　焼き鳥をサラダに加えると、うま味と香ばしさがプラスされて、グッとおいしくなるうえに、食べごたえもアップします。ドレッシングはお好みでＯＫですが、焼き鳥そのものに油分があるので、オイルは控えめに。わさび、ゆずこしょう、粗びきこしょう、七味唐辛子などの香辛料を加えれば、夏にぴったりなピリ辛テイストに仕上がります。焼き鳥の他、食べやすい大きさに切った鶏のから揚げやフライドチキン、ローストビーフなどもサラダによく合います。


太りやすい調理法は

ダイエット中にテークアウトや市販のおそうざいを選ぶ際は、調理法をチェックしましょう。たとえば肉料理を太りやすい順番に並べると、天ぷらやフライなど衣が厚い揚げ物、から揚げやフライドチキンなど衣が薄い揚げ物、ステーキやソテーなどフライパンや鉄板の上で焼くメニュー、焼き鳥や炭火焼きなど直火（じかび）で脂を落としながら焼くメニュー、油を使わずに煮るメニュー、蒸し物という順になります。

同じ鶏肉の料理なら、衣が厚いフライ、衣が薄いから揚げ、チキンソテー、焼き鳥、サラダチキンの順に太りやすいということになります。できれば脂が多く高カロリーな皮は避けましょう。魚の場合は、天ぷら、から揚げ、バター焼き、煮物、塩焼き、刺し身の順です。ただし、煮物でも砂糖をたっぷり加えれば太りやすくなりますから、調味料にも気をつけてくださいね。


ポン酢＋わさび！
『ごちそう焼き鳥サラダ』

定番のサラダに焼き鳥を加えただけで、ごちそうサラダに変身！ 今回はポン酢しょうゆ＋わさびの和風ドレッシングにしましたが、オリーブオイル＋レモン果汁またはシークヮーサー果汁＋塩＋ゆずこしょうという組み合わせもオススメですよ。

●材料（2人分）
リーフレタスの葉８枚、ミニトマト８個、キュウリ１本、カイワレ菜１パック、焼き鳥（塩）４本、オリーブオイル大さじ１、ポン酢しょうゆ大さじ２、わさび小さじ１

●作り方
①リーフレタスの葉はよく水洗いして水気をきる。ミニトマトは半分に切り、キュウリは斜め薄切りにする。カイワレ菜は水で振り洗いし、水気をきり、根元を切り落とす。焼き鳥は串から外しておく。
②皿に①を盛り、食べる直前に、オリーブオイル、ポン酢しょうゆ、わさびを合わせたドレッシングをかけ、全体を混ぜる。


太らない生活習慣（15）
ダイエット中のお酒は！？

ビールのおいしい季節ですが、３５０ｍｌの缶ビール１本には約１１ｇの糖質が含まれています。泡盛などの蒸留酒には、ほぼ糖質は含まれていませんが、飲み過ぎにはくれぐれもご用心を。アルコールには、脂肪の代謝を抑える働きや、肝臓で脂肪の合成を促す作用、食欲を促す効果などがあるとされています。それでもダイエット中に飲みますか？ どうしても飲みたい時は、できるだけ糖質０のものを選び、スマートに適量で切り上げましょう！



ほり・もとこ／野菜ソムリエ上級プロ、J  Veganist、受験フードマイスター、冷凍生活アドバイザー、アンチエイジングプランナーほか。第６回・第８回野菜ソムリエアワード銀賞受賞

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『週刊ほ〜むぷらざ』野菜ソムリエ上級プロ 堀基子の「太らない食べ方研究所」［16］
第1769号　2021年7月1日掲載

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