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2018年12月6日更新

農業生産法人 株式会社田島椿 代表取締役社長の田島久江さん|県産素材のコスメ販売

沖縄の魅力を発信する企業を紹介。vol.222
ツバキを中心とした県産素材を使ったコスメを生産する農業生産法人(株)田島椿。今年創業10周年を迎え、10月には同社初のアンテナショップ「BARBER Tajima」を那覇市首里で開店した。代表取締役社長の田島久江さん(62)は「お客さま一人一人に合ったオーダーメードの化粧水を設計することが今後の目標」と声を弾ませる。

県産素材のコスメ販売

農業生産法人 株式会社田島椿
代表取締役社長
田島 久江さん


愛情込めた胸張れる商品

Q.貴社の特徴は?
A.県産のツバキや月桃を自社農園で栽培し、それらを使用した化粧水やシャンプーを国頭村の自社工場で生産。製造から販売まで一貫して行っているため、販売時には商品のことを細かく説明できます。
創業のきっかけは、幼少期に県産植物の魅力に気付いたという、商品開発担当者の「県産素材で肌に良い商品を作りたい」という思いです。以前は夫婦で理髪店を営んでいたこともあり、最初に作ったのは長命草のシャンプー。その後ビタミンEが豊富で高い保湿力のあるツバキの成分に着目し、「カメリアシリーズ」としてツバキの化粧水や美容オイルなどを生産・販売しています。

Q.どのような思いで商品を作っていますか?
A.商品はどれも「安心・安全」を一番に考えて作っています。水にもこだわり、使用しているのは与那国島や国頭村で採れた水です。
商品開発の際には県外のコスメ会社の視察や関係者から話を聞いて勉強し、何度も試作品を作っては家族や友人・知人に試してもらいました。成分の量がほんの少し変わるだけで使用感が変わるので、納得できるまで妥協せずに愛情を込めて作っています。胸を張って販売できるものばかりなので、自分に合う化粧水やシャンプーを探している方はぜひ一度試してみてほしいです。

Q.お客さまからの声は?
A.昨年までは量販店などに当社商品の販売を委託していましたが、今年の10月にアンテナショップを開店しました。30代~80代までと幅広い年代の方が来店しており、中には「孫の肌質に合うみたい」とプレゼント用に購入する方もいます。販売するときはお客さまの肌の悩みをしっかり聞くように心掛け、自分の経験も交えながら商品説明をしています。
今後は来店したお客さまとじっくり話をしながら、一人一人に合った化粧水をオーダーメードで設計していく事業も計画中です。



店舗は那覇市の環状2号沿いで、ゆいレールの市立病院前駅近くにある


オープン記念!石けん・化粧水手作り体験

BARBER Tajimaでは、オープン記念として、もっちりクリーミー泡が特徴のツバキ油を使用した石けんとハーブの蒸留水を使った「ハーブ化粧水」の手作り体験を実施中。どちらも30分程度で体験でき、料金は1000円。体験期間は2019年3月末日まで。予約は電話で申し込みを。

<問い合わせ>
BARBER Tajima
080-1744‐1272


『週刊ほーむぷらざ』発信!沖縄の魅力ー未来をつくる企業ー<222>
第1637号 2018年12月6日掲載

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