周りを見て、自分の事は後回しにしちゃう娘||金城真知子のコラム|fun okinawa~ほーむぷらざ~

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COLUMN

金城真知子

2022年6月20日更新

周りを見て、自分の事は後回しにしちゃう娘||金城真知子のコラム

3人の子育てワーキングママ金城真知子が「ホッとする沖縄時間vol.81」をつづります

何人兄弟で「何番目?」って話、友人や職場でも盛り上がりますよね。

例えば、一番上は責任感が強いだとか、末っ子は甘えん坊だとか、
周りの人からも「もしかして長女じゃない?」とか、
「一人っ子ってイメージだった」って言われたり。

みんな生まれ持った資質や特性が
それぞれ違う!! ということは、大前提におきながらも、

今回のコラムでは、
3人きょうだいの真ん中の娘(中間っ子)を見て感じた「手がかからない子=順調に成長してる?」「中間っ子の私が、大人になって困ったアレコレ」をつづっていきます。
 



忙しかったら、別に大丈夫だよ 


先月末から今月にかけて、
Kindle本の出版や、講演会の主催で
いつもより慌ただしく動いていた私。

家で仕事をしている時は、
末娘を学童に迎えるまでに、あらかた仕事にめどをつけ、
終わったら急いでお迎えに行き、
夕飯つくって(惣菜温めて)お風呂の準備。。。

子供の宿題を確認したら、
またパソコンに向かってカタカタと…

唯一、夜ご飯タイムが、ゆっくり話せる時間。

ご夫婦が共働きの家庭なら、こんなリズムで
過ごしている方も、多いかもしれませんね。

そんな中、
小6の娘が、申し訳なさそうに
学校の視力検査の結果を差し出したんです。

病院での再検査を表す「B判定」と「C判定」

私自身も、娘と同じ年頃に視力が悪くなったから
「あーー、悪くなっちゃったかー」って思っていたら

その後に言った言葉が
「ママ、忙しかったら、病院、別に大丈夫だからさ」って。

聞いた瞬間「え?」ってなりました。

きっと、授業で黒板の文字が見えにくくなったり、
学校生活でも不自由しているはずなのに、

親の忙しさを気遣って
「病院、急いで行かなくてもいいよ」って、言うんですもの。
なんだか寂しくなっちゃって。。。
 

場の空気や、周りを優先してしまう娘 


とても優しい中間っ子の娘は、
つい自分の意見を後回しにしがち。

学校でのクラス関係・友達との話を聞いていても、
周りの様子をよく見てから、自分の行動を決めるタイプ。

毎日、朝起きて学校に行けているし、
宿題もしっかり自分でやって、
先生が言ったことは、ちゃんと覚えている。

とにかく、手のかからない「おりこうさん」なんです。

中学生のお兄ちゃんと、小1の末娘は
それなりに、いろいろあるから…

つい上の子、下の子に目がいってしまって、
真ん中の子との会話は、

学校での連絡や報告など、
確認事項のような内容が多々。。。

あれ??
でもちょっと待って!

今回の視力検査の件で、
「手のかからない子」=順調に成長しててOK! って
終わらせてしまって、それでいいのかな? って。
ちょっと疑問符がついたんです。

今日、学校でどうだったって話は聞いているけど、
なかなか深い相談事は、聞けていなかったし、
本人なりに、いろいろあるはずだけど、話せてるかな? って。

それに気づいた後は、
自分自身の過去とも重なってきて、

やっぱり、この流れを変えたいなって思えてきたんです。


 

無意識の行動パターン


大人になってから、気づいた無意識の行動パターンの中で、
幼い頃に育まれた「思い込み」が
自分の行動の枠を狭めていることに気づいたんです。

例えば、
親が忙しそうだから「自分のことは自分1人でやる」
→ 相談や報告もせずに、自分で決めて、1人で進めちゃってミスをする。

お姉ちゃんのしかられている様子をみて「これをやったらダメなんだ」
→ 「しかられそう・失敗しそう」だと思うことにはチャレンジせずに、無難な道へ。
→ マイナスの先入観があるものは、事実を調べようとしない。

周りの空気を読みながら、喜んでもらえそうなことを言う。
→ 自分の気持ちは、後回しにしてしまう癖がついて「意見」を持たなくなる。

「できたよ!」って言っても、そんなに喜ばれない
→ どうしたら褒められるかな?と、いつも「認めてもらえる」何かを探してしまう。


上記にあげたほとんどが、
私自身の個人的な「思い込み」から派生しているものですが、

「忙しそうだから言えない」が出発点になっている項目も多々。

やっぱり親にとって「手のかからない子」は、
必ずしも、本人にとって「いい子」に育っているわけじゃない(笑)

親の私にできることって、
日々の生活の中に「話す時間」を作りながら、
娘と2人きりの時間も作っていくことかなーって。

その中で、お互い無意識に、遠慮しちゃってる「やりたいこと」
「本当はこう思ってる」ってことを、少しずつ、少しずつ伝え合う時間。。。

なにが正解なのか、わからない子育て。
どっちを選んでも分からないことばかりだけど、

それでも、こうして一緒に過ごせる時間は「有限」だから、
まずは「ちょっと、おでかけしよっか?」って誘ってみよう!!







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フリーパーソナリティー
沖縄県南城市出身。琉球大学卒業。
ラジオパーソナリティー・ウェディング司会者・スマイルトレーナー®
FM沖縄『ちゅら玉・浪漫紀行』ではライター兼ナレーターを担当。
沖縄の自然や習慣・格言などを題材にウチナーグチを交えて紹介。
本コラムでは、沖縄で暮らす3児のワーキングママとして、家族の日常を綴っていく。

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