元気な『台湾』巡る｜SIMATABI

台湾の東部に位置する花蓮と、南部にある高雄を訪れた。花蓮は大きな地震が2月に起きたばかりだが、その影響はほとんど感じられず、昔ながらの観光地としてにぎわう。「台湾第2の都市」と言われる港町・高雄は、高層ビルの建設や新交通システムなど、近代化の波が押し寄せている。詳細は後日、紙面で紹介する。

自然と文化が交差

花蓮

花蓮の太魯閣（タロコ）峡谷。中央を流れる川が、１億年以上ともいわれる長い年月をかけながら、大理石の岩盤を削ってできた

阿美文化村では、先住民族であるアミ族の歌や踊りが楽しめる

和風の建物が目を引く慶修院。日本統治時代、四国から移り住んだ人々の心のよりどころになっていた

花蓮の東大門夜市。平日でも多くの人でにぎわい、地震の影響は感じられない

2月の地震で倒壊したマーシャルホテルの跡地。現在は駐車場になっている

開発続く港町

高雄

高層ビルが立ち並ぶ高雄の街。中央の「高雄85ビル」は高さが378メートルで、高層階にあるホテルや展望台からは高雄の街が一望できる

小紅麵店の紅焼牛肉麵。トロトロに煮込まれた牛肉とスープが絶妙にマッチする

店舗があるのはリノベーションした倉庫内

美濃民俗村。中国から移住した「客家」の街並みを再現している

高雄市内を走る次世代型の路面電車・LRT。架線はなく、駅で停車中に充電する

高雄で沖縄をＰＲ

台湾内外の旅行関連会社や団体が一堂に会し、観光誘致やツアー販売などをする「高雄市2018旅行公会国際旅展」が4月20日〜23日まで、高雄市の高雄展覧館で開かれた。台湾から300社、日本から32社、中国から10省が参加した。

沖縄観光コンベンションビューローも出展し＝写真、海外プロモーション課の黒島太士郎さんは「高雄からの直通便もあり、沖縄へはリピーターが多い。滞在日数に合わせたプランを提案しながら、紅型体験やサイクリングなどを紹介し冬場の誘客につなげたい」と話した。