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SIMATABI

2018年4月12日更新

多彩な表情に出合える国「フィリピン」|SIMATABI

沖縄から南へ直線距離で約1500キロ。那覇空港発のチャイナ エアラインで台湾経由フィリピンへ。首都マニラは南国の熱気に包まれながら、高層ビルが立ち並ぶ近代的な街並みや、スペイン統治時代の歴史的な建物、郊外の自然を満喫できるスポットなど、さまざまな表情を見せる国だ。最新スポットや人気の観光地、フードなどを紹介する。(営業部・又吉啓太)

SIMA TABI フィリピン|沖縄から世界へ 旅を楽しもう!

多彩な表情に出合える国

新たな魅力に触れて


景勝地タガイタイに向かう途中にあるタール湖
 

重厚さ漂う歴史的建造物

「暑い」。那覇空港から台湾の桃園国際空港経由でマニラのニノイ・アキノ国際空港に降り立った。沖縄から約3時間の異国の地の暑さに驚いた。空港から市内へと向かうと、車は右側通行で、昔の沖縄が思い出される。行き交う人々は、ウチナーンチュそっくりの人も多い。という私も地元の人に間違えられ、初めて訪れた国とは思えないほど親近感が湧いた。フィリピンはスペイン、アメリカの統治時代を経て、第二次世界大戦後の1946年に独立した。言葉も87の言語があり、国語がフィリピン語、公用語は英語と多国籍。異国の文化を取り入れながら、たくましく生きてきた国民性もまた沖縄と似ている。
通貨はペソ。1ペソあたり約2.3円。「チップが発生するので、心配りが必要」と現地ガイドからアドバイスがあった。最初に訪れたのはマニラ市内の観光地イントラムロス。スペイン統治時代の16世紀に建てられた旧城壁都市で、その中のサンチャゴ要塞は重厚な石造りの城壁があり、敷地内には緑豊かな公園も。


サンチャゴ要塞(写真上)とサン・アグスチン教会(下)
 

一大スポットで買い物

同じ地区にある世界遺産のサン・アグスチン教会。フィリピン最古の石造りの教会として知られ、内部はバロック風で、祭壇の美しさに目を奪われた。旧城壁都市内にはかつて12の教会があったというが、太平洋戦争の激戦により現存するのはここだけ。建てられた400年以上前の歴史の重みが伝わる。
歴史的な建物から一転してアジア最大級のショッピングモール「エスエム・モール・オブ・アジア」へ。マニラに隣接するバサイ市にあり、マニラ湾を見渡せる60ヘクタールの敷地に約600のショップと、150以上のレストラン、映画館、アイススケートリンクまで連なる一大スポット。夜は隣接する遊園地の観覧車のイルミネーションがきれいに見える。


アジア最大級のエスエム・モール・オブ・アジアはショップや飲食店、アミューズメント施設が並ぶ

マニラ湾沿いを楽しむなら、オススメしたいのが夕日。インドネシアのバリ島、北海道の釧路と並ぶ三大夕日とも呼ばれる


グルメの楽しみも
 

デザート三昧の新施設

モール近くには2月にオープンしたばかりの「デザートミュージアム」がある。コンラッドホテル・マニラに併設したモールにあり、入場料は680ペソ(日本円で約1500円)。入り口にはドーナッツがあしらわれ、そこをくぐり抜けると8つのデザートルームが登場。アイスクリーム、コットンキャンディー、マカロンなど、スイーツをイメージさせる部屋が並ぶ。インスタ映えするスポットとして人気急上昇中だ。
旅の後半、マニラ郊外の景勝地タガイタイを訪ねた。約2時間ほどのドライブ。沖縄の原風景を思い起こさせる街並みや、途中には「海?」と思わせるほど広いタール湖がある。タール湖とタガイタイは標高約600~700メートルにあり、マニラに比べると涼しい。
心地良い風に吹かれながらたどり着いたのが「ナーチャービレッジ」。有機野菜を栽培する畑の見学やフィリピンのマッサージ「ヒロト」、ロッジに宿泊して自然を満喫できるグランピングの施設も完備。ゆったりとした癒やしの空間だ。
数百年前の趣を残しながら、近代的な街並みもあり、ショッピング、フード、さらに癒やしの空間など、さまざまな表情のあるフィリピンは、また訪れたくなる魅力のある国だった。



デザートミュージアム入り口(写真上)をくぐると、マシュマロやアイスクリームなどを楽しむことができる


南国の果物が豊富にあり、沖縄では珍しいドリアンやなじみ深いバナナ、スイカ、グァバなどがある


フィリピンの代表的なデザートハロハロ(右上)は「まぜこぜ」という意味があり、フルーツや豆にかき氷、練乳、アイスをトッピング/ショッピングモール内のレストラン「アベ」で食べることができるフィリピン料理。香辛料を使ったエスニック系の味付けから、甘めのものまで、バラエティー豊か


有機野菜ジュース作りのデモンストレーションもあるナーチャービレッジ

 


留学先として人気

最近、フィリピンが注目されていることに語学留学がある。アメリカ統治時代もあったことから、英語が公用語。物価が安いことから、欧米への留学よりも気軽に行ける国として留学生が訪れる。
語学学校では日本語が話せるスタッフがいるところも多く、「近くて安くて安心」という声も聞かれるようだ。




【取材協力】
フィリピン観光省
フィリピン観光省

チャイナ エアライン沖縄支店
チャイナ エアライン沖縄支店
098-863-1013
https://www.china-airlines.com/jp/jp
 


『週刊ほーむぷらざ』SIMA TABI フィリピン
第1603号 2018年4月12日掲載

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