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2019年1月17日更新

【教育改革】どうなる? 未来の仕事

[変わる! 教育 vol.10]20年後には、今ある仕事の半分が無くなる、という予測もあります。これから先、仕事はどうなっていくのでしょうか。それに備えて、子どもたちに何をさせたらいいのでしょうか。キーワードは、やはり「ICT」です。

A.IT技術者の需要増える
無人化、自動化進み減る仕事も

時代に沿い仕事は変化

突然ですが、皆さんは「現像技師」というお仕事をご存じですか? 小さいお子さんはご存じないと思いますがその昔カメラはフィルムを入れて撮影し、取り出したフィルムをプリントショップに持っていき現像してもらいました。

フィルムから写真をプリントするお仕事が「現像技師」なんです。でも今、プリントショップって、なかなか見かけませんよね。

それもそのはず、デジタルカメラの出現によりフィルムカメラを使う人は減り、現像技師というお仕事は減ってしまいました(なくなってはいませんよ! むしろ後継者不足で困っているようです)。

歴史をもっとさかのぼれば、人を人力で運ぶ「駕籠かき」、手紙を運ぶ「飛脚」、馬車を運転する「御者」など。その昔職業として存在していたものが、発明や機械文明・技術の発達により、なくなってしまっています。人類の歴史は、時代の変化に応じてさまざまな職業が生まれ、消えてゆくことを繰り返しています。

ICTに慣れておく
実は今、大きな時代の変化が訪れているのです。それはICT革命・またはAI革命と呼ばれています。先月号でも触れましたが、今後ICTやAIの発達により、IoT(internet of things モノのインターネット化)が進むにつれ、今まで人がやっていた仕事をコンピューターがやるようになり、無くなる(または需要が減る)職業が増えてきます。

例えば、スーパーのレジ打ちというお仕事。セルフレジを導入している店舗を見掛けますが、いよいよ無人店舗ができ始めました。

次に運転手。東京のゆりかもめは開業時から無人運転ですから、もしかしたらゆいレールもそのうち無人になるかもしれません。無人運転自動車の実験も進んでいます。

コンピューターは画像診断が得意分野なので、文章の間違いをチェック(校閲)する校正者や、医療分野の検査技師もそうです。実は明光義塾で導入している英検対策ICT教材もAIが発音や英作文をチェックし採点します。

それとは逆に、増えてくる(必要とされる)仕事が現れます。

それが「システムエンジニア」や「プログラマー」などに代表されるIT技術者です。あるいはそれらIT技術を生かし新しい価値を創る人(ユーチューブを生かしたユーチューバーもそうですね!)などなど。


これから20年後には今の仕事の半分は消滅するとも言われているので、今の子どもたちのおよそ半分は、今存在しない職業に就くのかもしれません。

そのために国は、教育改革としてプログラミング教育の必修化、教育現場のICT化を進めています。

子どもたちの教育を考えたときに、ICTから遠ざけず、リテラシー(利用、活用する能力)を高めるために早いうちになじませておくことを心掛けておきたいですね。

私も6歳の子どもに8000円で買った中古iPadを与えて、何ができるかを教えているところです(^^)  ユーチューブばっかり見ていますが…。彼の将来の夢はユーチューバーになることだそうです!


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文・江藤佳弘/明光義塾九州本部常務取締役兼沖縄エリア長
『週刊ほーむぷらざ』
第1642号 2019年1月17日掲載

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