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2018年12月20日更新

【教育改革】ICTリテラシーって何だろう?

[変わる! 教育 vol.09]前回に引き続き、ICT(ITを用いたコミュニケーション)と教育にまつわる情報です。これからの時代、正しく利用、活用する力が、教育にも大きく関わってきます。親子でネットに親しむことから、始めてみてはいかがでしょうか。

A.正しい情報を探し深める力
機器を使いこなし、知識身に付ける

2020年には小3からICT

ICTリテラシーという言葉を聞いたことはありますか?

ICTとは、Information、Communication、Technologyの略で情報通信技術という意味です。以前はコンピューター技術関連分野をITと呼んでいましたが、今はこれにコミュニケーションが加わりました。つまり、「ITを用いたコミュニケーション」ということです。

ではリテラシーとはどういう意味かというと、「適切に理解・解釈し、分析し、また記述・表現する能力」とされています。

すなわち「ICTリテラシー」とは「ICTを正しく適切に利用、活用できる力」です。



この「ICTリテラシー」が、これからの教育にも大きく関わってきます。紙面でこれまで、「2020年から日本の教育が大きく変わる」ことをシリーズ化してお伝えしてまいりました。多少極端な表現になりますが、これまでの教育は「知識重視」。つまり「どれだけ知っているか」が学力評価の大きなポイントでした。テストで点数を取れ、入試で合格する、いわゆる「たくさん知っている人」=「頭がいい人」だったわけです。

しかし今の時代は多くの人がパソコンやスマホ・タブレットを持っており、知らないことも、検索すればすぐ知ることができる時代です。つまり「知っている」ことの価値が低くなっており、むしろ「知識をどう活用するか」「何を生み出すか」など、応用力・思考力・表現力が学力の基準になります。

小学生は「検索」から
そのためには、ICTリテラシーは重要かつ不可欠な能力となります。

そのため総務省では、これまで小学5年生以上をICT利活用対象としていましたが、2020年からは小学校3年生以上と対象年齢を引き下げ、リテラシー教育を普及させていくとしています。

ご存じの通り、ネットの世界には、うそや青少年には有害なものなどたくさんの危険が潜んでいます。その中から自分の力で「正しい情報」を選別し、深めていく力が大切だとされています。

自ら手を伸ばせば世界中の情報がすぐに簡単に(しかもその多くは無料で)手に入る時代です。「情報弱者」という言葉がありますが、知っている人と知らない人では得るものが違います。

リスクとチャンスが混在する社会を生き抜いていく力が今の時代の子どもたちには必要不可欠になります。

子どもにはまだケータイを与えない、パソコンは触らせない! というご家庭も多いとは思いますが、お子さまが小さいうちはまずは「グランドキャニオンを見に行こう!」とグーグルアースで旅したり、モナリザについてルーブル美術館の公式サイトで学芸員に解説してもらったり、親子で慣れ親しむことから始めてはいかがでしょうか?

小学生以上であれば、自分で「検索」し調べることを始めてみましょう。

教科書を見ても分からない問題の解き方など、ユーチューブにたくさんありますよ(^^;)
 


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文・江藤佳弘/明光義塾九州本部常務取締役兼沖縄エリア長
『週刊ほーむぷらざ』
第1639号 2018年12月20日掲載

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